植物の奥深さを痛感!ユーカリとユーカリと・・・サンダルウッドを探して。

霧に包まれ、幻想的な表情を見せるユーカリとシダの森
霧に包まれ、幻想的な表情を見せるユーカリとシダの森

天然100%の精油を使用した香水の調香技術が習得できる学校などを経営する一般社団法人 日本アロマパルファンヌ協会さんのPR動画とスチル撮影および取材コーディネートを担当させていただきました。

アロマパルファンヌ協会さんでは、単なるアロマテラピーで終わるのではなく、「植物の生きた姿・形・育つ環境を考慮する」ことに主眼を置いているとのことで、精油の中でも欠かせないユーカリとオーストラリアン・サンダルウッドの本来の姿とその魅力を伝えるための撮影となりました。

ユーカリとオーストラリアン・サンダルウッド共に、オーストラリア原産ですが・・・サンダルウッドもそうなのですが、ユーカリといっても種類が多く、特定の種となるとかなり限られた場所にしか自生していません。

アロマパルファンヌ協会さんが撮影を希望されていたのは、ユーカリの中でもグロブルスという種のものと、一般的にオーストラリアン・サンダルウッドと呼ばれるサンタラム・スピカタムという種のもの。精油のプロですから、そのあたりの指定は超専門的!

とりあえず、この2種がどこで見られるかリサーチしてみることに・・・
しかし、リサーチで判明したのは、どちらも超限定された地区にしかなく、しかも、その2種の自生区域は相当離れている…距離にして約4,000kmも離れているということ!!

しかし、取材撮影可能な日数が限られていて、両方の地区を訪れるのは無理!!!

・・・という事実が判明。

これは困りました。。
なんとか、この2種が同時に見られる場所はないものか。。。

青い空に向かって力強く伸びるユーカリ
青い空に向かって力強く伸びるユーカリ ※これはグロブルス種ではありません。

再びリサーチを開始。
国内の植物園やその道のスペシャリストにもコンタクトし、なんとか、2種同時に見られそうなところを見つけました~!ヨカッタ (*´∀`*)

いやあ、植物って奥が深い!
そして、オーストラリアって広い…っていうか、広すぎっ(笑)

一口に「オーストラリア原産の植物」といえども、オーストラリアは一つの国でありながら熱帯から砂漠まで様々な自然環境が混在していますので、生息域がまったく異なるものがたくさんあります。

今回の撮影対象だったサンダルウッドは乾燥した気候エリア、ユーカリは寒冷地と、まさにそんな全く異なる地域に自生する植物でした。

※このあたりのことについては、こちらのコラム・シリーズ『オーストラリアのユニークな自然環境に迫る!』で執筆中ですので、よかったら読んでみてください!

ともあれ、なんとか2種の植物にたどり着けて、キャンベラとブルーマウンテンズを中心に、いろんなシチュエーションでの撮影も終了。(植物ですので)時期的に撮影できなかった部分等に関しては、画像借り出し・使用許諾の手配をして、無事、ミッション・コンプリート!\(^o^)/

植物に関してはこれまで、ここまで真剣に取り組んだことがなかったのですが、今回、すごく勉強になりました。おかげで、ちょっぴりオーストラリアの植物通に(笑)

撮影した素材は、アロマパルファンヌ協会さんのPRやテキスト教材などに使用される予定です。(ちなみに、このページに掲載した写真は、弊社カメラマン撮影のものではありません。)

地元パブのステーキ・ナイトへもご案内しました~
地元パブのステーキ・ナイトへもご案内しました~

※余談ですが、今回、仕事以外の部分で、「本場のオージービーフを食べたい!」というご要望があったので、地元民が集うステーキハウスやパブへご案内したのですが、とても満足していただけたようでした~。取材合間の食事に関してもご満足いただけて、よかったです。(≧▽≦)

一般社団法人 日本アロマパルファンヌ協会

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2018 Wave Planning
アバター画像
Follow Miki Hirano:

Travel Journalist/ Writer/ Media Coordinator

人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆やラジオやテレビ出演などで情報を発信しながら、旅行情報サイトの運営やメディア・コーディネーターもこなす。目下の関心事は、野生動物とエコ。オーストラリア野生動物保護救助資格有。