はやぶさ2、帰還! 美しい南半球の夜空と共に歴史的瞬間を映像に刻んだ快挙

はやぶさ2カプセルと南十字星のランデブーの瞬間をとらえた!

「はやぶさ2」が6年に及ぶ長い宇宙の旅から“玉手箱”を携えて、地球に帰ってきました!

今回、「はやぶさ2」がカプセルを投下し、着地したのは、先代「はやぶさ」と同じく、オーストラリアの砂漠地帯ウーメラ。

この歴史的瞬間を日本へお届けする一翼を、弊社カメラマンが担わせていただきました!

 

お話をいただいた時には、私(平野美紀)はワクワクしていましたが、撮影を担当するカメラマンは、ちょっとナーバスになっていました…

なぜかといえば・・・何はともあれ、宇宙から帰ってくるカプセルが飛行してきて落下する様子なんて、今まで撮影したことがあるわけじゃなし、一体、どんな風に見えるのかもまったく想像がつかなかったから…(苦笑)

この日から、何を使ってどのように撮影するか?カメラマンの葛藤が始まった!(笑)

 

その苦悩する様子と撮影秘話(裏話)は、Newsweek – World Voice に書きましたので、よかったらご一読ください。( ´∀`)bグッ!

そんな苦労を乗り越えて、挑んだ一発勝負の当日。
なんせ、与えられた時間はわずか1分弱。(実際は35秒程度だったそう)
二度とない歴史的瞬間ですから、絶対に外すことはできません!!!(`・ω・´)キリッ

 

最終的なカメラのセッティングの微調整を終えて、後は運を天に任すのみ・・・・・

ドキドキしながら待っていると、撮影地クーバー・ペディの上空をカプセルが火球となって飛行してくるのが見えてきた。いざ、勝負の時!

 

・🛸・・🛸・・🛸・(火球飛行中)・🛸・・🛸・・🛸・

 

そんな思いをしながら撮った映像は、それはもう、美しかった~~(人´ω`*).。*゚+.*.。

カメラマンの思惑通りに、オーストラリアの荒野らしい赤土の大地と青く美しい南半球の夜空がしっかりと映し出され、南十字星の真横を(想像していたよりもゆっくりと)通過していく「はやぶさ2」のカプセルをしっかりと、クリアにとらえることができていました。

「ニュース冒頭に使われている「JNNのカメラが撮影した映像」がそれ
翌朝のTBS「あさチャン!」では現地ウーメラから生中継も…

あの映像について、(客観的に見ても本当に美しい映像だったので)私も嬉しくて思わずTwitter でつぶやいたところ、大勢の方から「美しい!」「すばらしい!」「何回も見ちゃう」との声をいただきました!ありがとうございます♪ (*´◡`*)

みんなの思いが詰まっていたんだなぁ…と実感。。。(涙)

そして、あの宇宙飛行士の山崎直子(@Astro_Naoko)さんからも「いいね」が… ( ゚д゚)ハッ! メッチャウレシイ…ヽ(=´▽`=)ノ    

そしたら、なんと!山崎さん直々にメッセージをいただいてしまった! (((o(*゚▽゚*)o)))

カメラマンは、あの一発勝負の映像を撮るために、慎重な機材選びはもちろん、普段から主にスチルで星景撮影をやってきた知識を生かして、JAXA監修のアプリをはじめ、様々な情報を綿密に計算して挑んだそうです。もちろん、直前の情報収集も欠かさずに…

普段、撮影の様子を横で見ている私は、その緻密な計算ぶりをよく知っているので、準備万端ではあっただろうけど、本人は、一発勝負ってことで相当緊張していただろうなと想像しています。もちろん、帰宅してから労をねぎらいましたけど(笑) ※カメラマン本人は「全然ねぎらってない」とボヤいておりますが…(^◇^;)

今回、微力ながら”人類の夢が詰まった一大プロジェクト”の一部を日本の皆様に伝える一翼を担えたこと、本当にうれしく思っています。温かいメッセージをいただいた皆様、本当にありがとうございました!

そんなわけで、星景撮影はもともと得意分野でもありますので、スチルもビデオ(動画)もお任せください! また、データ通信の電波の問題さえクリアできれば、ライブ中継もできそうですので、ぜひ、声をかけてください!p(^_^)q

 

(実は、今回、ライブ中継をしてもらえないかというお話も来ていたのですが、その時はまだ州境が閉鎖されていたこともあって状況確認のためのロケハンに行くこともできなかったのと、ウーメラの町ならまだしも、データ通信でインターネットライブ中継するのには、電波状況に若干不安もあり、予算的なこともあって(?)、実現しませんでした…。まあ、そんな状況なので、JAXA自らライブ中継することになったんでしょうけど…(^_^;))

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Travel Journalist/ Writer/ Media Coordinator

人工物よりも自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆やラジオやテレビ出演などで情報を発信しながら、旅行情報サイトの運営やメディア・コーディネーターもこなす。目下の関心事は、野生動物とエコ。オーストラリア野生動物保護救助資格有。