昨年から続いたオーストラリアの大規模森林火災については、今年1月から2月にかけて、いくつもの取材のお手伝いやテレビやラジオを通じて、様々な形で日本の皆さんに現地の状況をお伝えする機会を得ることができました。
ありがとうございました!
自分がレポートする以外では、主に野生動物の被害に関するニュース番組の取材をお手伝いさせていただくことが多かったのですが、とくに強く印象に残っている2つの出来事・・・
その1つが、森林火災の被災地で「野生のコアラを探せ!」ミッション(笑)
真っ黒に焼け焦げた森には、コアラいませんよ~!(;´д`)
野生なんですから、そんなに簡単には見つかりません。時間なくて無理ですー!!。゜(゜´Д`゜)゜。
・・と言ったのですが、ディレクターさんの携帯に「どうしても探して撮影して来て」という局からの指令が、、、
ディレクターさんは「絶対、撮って帰らないと(泣)」ってなっちゃうし…。。
そんなこと言われても、たった1日半(正味1日程度)の取材では、森が焼けてなくても、そんな簡単には野生のコアラは見つかりませんってば…時間なさすぎ、、(;´д`) トホホ
しかし、翌朝起きたら天気がイマイチ。ん?もしかしてイケるかも?と、ほのかな期待を抱きつつ、朝のミーティングで「あんまり期待しないで欲しいんですが、もしかしたら見つけられるかもしれません…」と伝えました。
とはいえ、午前中は、野生動物保護ボランティアさん宅を取材しなきゃならないし、夜までにはシドニー空港まで戻らなければなりません。タイムリミットは、移動を含めて6時間程度。
取材先からシドニーまでは約4時間はかかるので、コアラを探して撮影するとしても2時間弱しかありません。
シドニーまでの帰路上で、どこか野生のコアラがいそうな場所は・・と、自前のデータを頭の中から引っ張り出して、時間との兼ね合いをシミュレーション。
もうあそこしかない!と、一か八かで行ってみることに。
ディレクターさんにはもちろん、「野生ですから、絶対いるとは限りませんよ!」と釘を刺して、その場所へ向かいました。
そして現場に到着。
な、なんと!着いてものの5分で、野生のコアラ発見!!!
いたよ~~、野生のコアラ。。。木の上で寝てました~♡ ヽ(=´▽`=)ノヨカッタ
それまで、ずーっとめちゃめちゃ暗かったディレクターさんも
「Mikiさんに来てもらってよかったです!もうMikiさんの動物引き寄せパワーのおかげ♪」
と、途端に笑顔。絶対撮ってくるように言われた映像が撮れて、安心したようでした(笑)
時間がないのでパパっと撮影して、シドニーまで一直線。無事ミッション・コンプリート!
コアラくん、いてくれてありがとう。。。(=´∀`)人(´∀`=)
そして、もう1つは「森林火災で救助されたコアラ」として取材したコアラが、5月末に森に帰れたことです!
森林火災で母親を亡くし、自らも手足を火傷していたため、病院で手当てを受けた後、ボランティアさん宅でリハビリをしていたコアラのマリアン。
日テレ系列局で放送されたニュースのショートバージョンがこちら↓
— Miki Hirano (@mikihirano) May 26, 2020
親を失ったマリアンを親がわりに介護してきたピーターさんとマリアンさん(コアラと同じ名前)が森へリリース。ピーターさんが「これはやけどの跡だよ」と手のひらを見せている子がコアラのマリアンです。
pic.twitter.com/CakKcm1GAP
コアラはだいたい2年は母親と一緒に暮らすのですが、マリアンはまだ12ヶ月と幼かったため、火傷がよくなってからもしばらく様子を見て、5月末に救助された近くの森へリリースされました。
本当なら、野生へリリースする瞬間に立ち会いたかったのですが、マリアンの故郷はクイーンズランド州のため、新型コロナの影響で州境が閉鎖されていて、行くことは叶わず…ヽ(;▽;)ノカナシイ
でも、元気に森へ帰っていったマリアンの姿を地元のニュースで見ることができ、本当にムネアツでした!
マリアン、これからはひとりだけど、がんばって暮らせよ~
そして、かわいい赤ちゃん連れてきてね~( ´∀`)bグッ!
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