
戦艦大和が座礁したようにも見えるこの柱状節理。偉大な自然が創り出した岩のアートです。
ここで日の出を見ようと、朝、暗いうちに起床。眠気眼をこすりながら、辺りは草がそこかしこに生えていてどこに道があるかわからない中を、前日の記憶を頼りにこの場所へと向かいました。
何とか現場へと到着したわけですが、写真を撮るために、写真手前に一部が見える断崖を降りなくてはなりません。
辺りは真っ暗で、岩は何しろこの形状。おまけに急勾配ときています。
案の定、途中で思い切り右足をグキっとやってしまいました。 😥
かなり痛いのでやっちゃったかなーと心配しつつも、とにかく三脚を立てなくちゃと足首のことはあまり考えていませんでした。
痛みは一向に治まりませんが「大きく腫れている様子はないので、骨折はないだろう。まあ、最悪、ひび。」ということで、結局は医者にも行かずじまい。
実は、今でも古傷が痛むように、たまに痛みを感じます。何事も細心の注意を払わなくてはいけませんね。
さて、肝心の写真についてですが、奥に見える座礁船のような柱状節理と手前の断崖との間は、押し寄せる波の水路と化していて、次々と押し寄せる波が両脇の岩に当たってその一部を砕きながら、物凄いスピードで駆け抜けていきます。
その轟音と地響きは恐ろしくなるほど。
勿論、場合によってはそのしぶきまで浴びることになるわけです。カメラ本体とレンズを守りながらのそれは五官を使った緊張感たっぷりの撮影となりました。
こういう時はアドレナリンが分泌されるせいか、疲れを感じることもなく、何か達成感のようなもさえ感じるんですよね。
動物の防衛システムはすごいですね。登山家の方々が山に魅せられるのも、きっとこのような感覚によるものなんでしょうかね。
P.S. そういえば、前日、夜にも星景撮影の為に、この場所を訪れましたが、なんとも不思議な感覚にとらわれました。その話は、また、後日お伝えしたいと思います。