オーストラリアには風変りな鳥が多く生息しています。
そのひとつが、コトドリです。オスの尾羽が琴を思わせることが名前の由来です。
写真はオスで、コトドリが多く生息する場所で撮影しました。いつも暗いところにいるので、なかなか思うようには撮らせてくれません。
この時は望遠鏡をカメラに装着していたので、フォーカスはもちろんマニュアルです。それゆえ、なかなか息をつくこともかないませんでした…
ご覧の通り、見た目は特に綺麗でもなく、あまり目立たない鳥ですが、実はすごい能力を持っています。
それは物真似です。
なんと、カササギフエガラスやワライカワセミなど、別の鳥の鳴き声だけでなく、草刈り機の音やカメラのシャッター音、警報音からチェーンソーの音などまで、ものの見事に真似てしまうのです。
自然の音はもちろんのこと、人工音まで真似てしまうので、オーストラリアではものまね鳥として広く知られています。
求愛の際には、オスは、鳴きながら、その特徴的な尾羽を高く広げた上で、尾羽を揺らす独特のダンスを繰り広げます。
やれやれ、メスの気をひくのは実に大変なことです。
以下、ロケーション・ギャラリーにも別の写真がありますので、もしよかったらご覧ください。