2019年もたくさんの素敵な方々と出会い、思い出に残るプロジェクトのお手伝いをさせていただきました。ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます!
・・といつものように清々しく、新年を迎えたかったのですが、、今年ばかりはそうもいきません。。。
オーストラリアは昨年から(公式には9月からとされている)続く森林火災が年末にかけて悪化。オーストラリア史上最悪の森林火災となった状態で、史上最大の住民避難が行われる中、年を越しました。
※実は、用意していたこのトップ画像もアップするかどうか、散々悩みました。。。 でも、こういうかわいい動物たちが棲んでいるオーストラリアという国を再認識してもらいたいとの思いで、アップしました。
本日の #オーストラリア 国内紙の一面(トップページ)は、#森林火災 一色。いつもの年なら元日の一面は、シドニーの花火が全面だったりするが、さすがに今年はそんなお祭りムードはゼロ。 https://t.co/z1skthVfa9
— Miki Hirano (@mikihirano) January 1, 2020
記事に『同国南部の一部地域で「ファイアネード」と呼ばれる炎の竜巻が猛威を振るっている』とあるが、この動画が撮影されたのはクイーンズランド州。本当にそこらじゅうが燃えている!#オーストラリア #森林火災
— Miki Hirano (@mikihirano) January 4, 2020
オーストラリアで炎の竜巻発生、死者も 消火活動にも影響 https://t.co/FuGkqMnyND
現時点で、オーストラリア全体の森林火災面積は、関東地方(32,424 km2)の2.5倍近い約79,800 km2、25人が死亡、ニューサウスウェールズ州だけで5 億のも動物・生き物が焼死したのではないかと言われています。
情報更新:1月11日の時点で、焼失面積は約110,000平方キロメートル、死者数は少なくとも27人、NSW州だけで5~8憶、他州を合わせると何十億もの生き物が死んでしまったのではないかという試算が発表されました。
日々伝わってくる火災現場の様子は、地獄絵図そのもの、、、、
いまだ終わりの見えない大規模 #森林火災 で約5憶もの生き物たちがこの世から消え去ってしまった(死んだ)のではないかと推定…😭😭😭 #オーストラリア #nswbushfire #AustraliaBurns #AustralianFires
— Miki Hirano (@mikihirano) January 1, 2020
Fears entire species of plants and animals lost to bushfires https://t.co/iYmxnamZo4
コアラのように木にしがみついている動物やバンディクートなど地面を這って生きる動物にとってはとくに致命的で、絶滅が危惧されています。森で暮らしていた動物たちは、棲み家も食べ物も失ってしまいました。
😭😭😭
— Miki Hirano (@mikihirano) January 4, 2020
未曾有の #森林火災 で火から逃げようとして鉄条網に引っかかり、そのまま焼け死んでしまったカンガルー🦘
鉄条網がなければ逃げられたかもしれない…それでもダメだったかもしれない… どちらにしても火災をこんなにまで大きくしてしまったのは人間、、💔 #オーストラリア #AustraliaBurning https://t.co/bXzkcI0ZGJ
また、動物以外にも、恐竜時代からの生き残りで、日本では「ジュラシック・ツリー」として知られる針葉樹「ウォレマイ・パイン」の生息地も大半が焼失し、残っているかどうか危惧されています(まだ火災が続いているため確認できず)。
私自身、 個人的にも野生動物保護資格を取得し、 ボランティアをすることもあることから、エコナビという環境情報サイトで「オーストラリアの野生動物保護」についてのコラムを執筆したり、昨年発行されたJBC会員誌「J-B Style」でオーストラリアの野生動物に関する特集記事を担当させていただくなど、日頃から野生動物に関わっているため、毎日毎日胸が締め付けられる思い。。。(涙)
▼シリーズ「オーストラリアの野生動物保護」-1,300以上の固有種が生息する生き物の宝庫・オーストラリアの野生動物保護を紹介
生き残った動物たちは地元の人が救助し、野生動物保護センターで懸命の介護が行われていますが、野生動物のケアは大変お金がかかります。ですので、少しでも多く方に寄付をお願いできればと思っています。
また、なんといっても、今もなお燃え続け、終わりの見えない森林火災を一日でも早く消し止め、森を少しでも多く守らなければなりません。
そのために、昼夜問わず懸命に消火活動に当たってくれている消防士たちへの支援が必要。オーストラリアの消防士は、その大半が無償のボランティアです。
上の動画は、NSW州南部ノウラ近くの火災現場で撮影された火の海に飲まれる消防車。消防士たちは命を懸けて、火と闘っています。
自分のコミュニティは自分たちで守る!
そんなオージー気質から、世界最大のボランティア消防組織を持つオーストラリア。この国には、「マイトシップ(Mateship)」という助け合いの精神が根付いています。
誰にでも公平に、困っている人は必ず助ける
というMateshipの精神。
海外で大災害が起きるとパニックになって暴動が起きたりしますが、避難を強いられ、食事や飲み物を入手するために並ぶ人々も、皆、順番を守って何時間でも辛抱強く並んでいる。
被災し、家を失った人のために被災地の近くで、自宅を無料開放する人
被災者のために24時間休まずに開けている被災地のカフェ
皆が手を差し伸べ、助け合っています。
そんな我慢強いオージーですが、今回ばかりは、かなりシンドイ、、、
それは愛する国土が焼け、大好きな自然が焼失し、中には家や家族、友人を失った人も、、、、
何より、多くの生き物たちが火に追われ、死に、苦しんでいる、、、
今、この国で起こっている現実に目を向けると胸がつぶれそうです。。。
先月火災現場で亡くなったボランティア消防士の方の葬儀で、まだ19ヶ月の小さな息子さんがお父さんに授与される勲章を胸につけてもらうシーンに涙… 胸がつぶれそうだ、、😭#オーストラリア #森林火災 #NSWbushfires #AustralianFires
— Miki Hirano (@mikihirano) January 2, 2020
Heart-wrenching moment firefighter…https://t.co/UX7jsu2tP4
少しでもオーストラリアのことを想い、ご支援いただけたら、大変うれしく思います。
以下のページで主な寄付先をリストしています。リンク先は寄付ページ、もしくは案内ページへ飛びますので、可能であれば、ぜひよろしくお願いいたします。
※オーストラリアの森林火災の現状については、随時ツイッターで発信しています。 @mikihirano
新年早々、暗い話題になってしまってすみません。。でも、日本ではほとんど報道されていないとのことなので、どうしても今のオーストラリア現状を知ってもらい、ご支援をお願いしたく、書かせていただきました。
皆さまの温かいご支援をお願いできれば幸いです。
これからも、オーストラリアの魅力を日本の皆さまへ伝えられるようがんばりますので、引き続き、ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
また、オーストラリアの森林火災について報道したい!というメディアの方がいらっしゃいましたら、ぜひ、声をかけてください。全力でお手伝いさせていただきます。